エンジンオイルの点検による確認と選び方(2)

男の雑学

ここではエンジンオイルの点検・確認方法とエンジンオイルの選び方についてご紹介します。

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(2)エンジンオイルの選び方

エンジンオイルの補充を行う場合は、前回と同じオイルを補充し、別のオイルを混ぜないように気をつけましょう。オイルが汚れきっていた場合や、オイルの種類を変えたい場合は、オイル交換となります。

ここでは、オイル交換の際のオイルの選び方をご紹介します。

エンジンオイルを選ぶ基準は大きく2つあります。ひとつはオイルの粘度、もうひとつはオイルの性能です。

オイルの粘度は、SAE(アメリカ自動車技術者協会)が定めた粘度分類で示されています。

この粘度分類の表記は「SAE 0W-20」とか「SAE 10W-40」などという書き方をします。

最初の「SAE」はアメリカ自動車技術者協会が定めた基準であることを、そして続く2つの数字が粘度を表し、簡単にいうと数値が小さいほどサラサラなオイルで、大きいほど粘り気のあるオイルになります。

左側の「W」は「Winter」を示し、低温状況下でのオイル粘度を示します。左側の数値が小さいほど寒さに強く、低温の状況でのエンジン始動性や燃費がいいオイルです。

右側の数値は気温100度C、つまり高温状況下でのオイル粘度で、この数値が大きいほどオイルは高温でも粘度を保ちます。

右側の数値が大きいほど大排気量の車やスポーツカーなどに使用されやすくなります。

最近の超低燃費車では、粘度が高いとエンジンに負荷がかかるため、「0W-20」などの粘度の低いオイルを使用するのが一般的です。

超低燃費車に粘度の高いオイルを使用したりすると、燃費や加速が悪くなります。

ご自分の車にどの粘度のオイルが適しているかは、ユーザーズマニュアルか、メーカーのホームページなどで確認しましょう。

続いて、もうひとつの基準であるオイルの性能についてご紹介します。

エンジンオイルの性能の基準としては、アメリカ石油協会が定めた「API規格」という基準で示されています。

ガソリン車の場合は「SA」「SB」など1文字目が「S」で始まります。(ディーゼル車は「C」)

2010年06月現在では「SA」〜「SM」までの11種類(「SI」と「SK」は紛らわしい同名のオイル関連の言葉があるので除外されています)があり、SAが一番古く、SMが最新です。(ディーゼルは「CA」から「CF-4」)

基本的に新しければ新しいほど性能は上がっています。

エンジンの性能に合わせてオイルの性能も対応することもありますので、新型車の場合は最新の性能のオイルを選びましょう。

(1)エンジンオイルの点検による確認方法
(2)エンジンオイルの選び方




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