キャンプ初心者の方がアウトドア専門店や、大型スーパーなどでキャンプ用品を調達しようと考えたときに、ありがちなのが「とりあえず一通り必要そうなものを買い揃える」という行動です。
その場合、勢いで買ったものの、現地に持っていったらほとんど使わなかったり、使いにくかったりで、結局は以後倉庫や押入れに仕舞いっ放しになる、というケースが非常に多いのも事実です。
これはキャンプだけに限った話ではないですが、何事も「経験しながら」用具を揃えていくのがベターです。
いきなり初心者だけで1泊や2泊をテントで過ごすプランを立てるのではなく、日帰りキャンプを数回経験して、調理器具や休憩するとき、遊び道具など「次はこんな物があったらいいよね」とか「これは使いにくいな」とか「これはとっても便利」などという評価・検討を家族や仲間同士でするのも楽しいでしょう。
最初はバーナー(調理するときのガスバーナー)とコッヘルセット(キャンプ用の鍋などの調理器具がセットになったもの)、アウトドアチェアー程度を購入して、あとはキャンプ場でレンタルする、くらいの気持ちでいいと思います。(バーナーやコッヘル、イスも借りることが可能かもしれませんが、いずれ用具を揃えたいなら、これくらいは購入しておいても良いでしょう)
日帰りキャンプを数度経験したら、お次は1泊のキャンプですが、こちらもまずはキャンプ場でテントを借りて、数回経験を積むことをオススメします。
テントには、設営が簡単で収納時もコンパクトにまとまるが、多少狭い感じがする「ドームタイプ」と、設営には少し手間がかかるけどゆったりスペースの「オーナーロッジタイプ」があります。
できれば数度、どちらのタイプのテントもレンタルで、設営から宿泊まで体験してみて、気に入った方、気に入ったメーカーのテントを購入するのが理想です。