シューキーパー(あるいはシューツリーとも呼ばれています)は、脱いでいる靴に入れておく、革靴のお手入れグッズの中では非常に大切なものです。
5,000円くらい出せば、かなりしっかりしたシューキーパーが買えます。
革靴は使い方次第で一生モノですので、良い靴と良いシューキーパーを買って、しっかりお手入れをするのが最終的に一番経済的ともいえます。
シューキーパー(シューツリー)の役割の内、もっとも大きなものとしては「靴の型崩れを防ぐ」ことにあります。
新品のときは革靴の足の甲部分も、まっさらのピカピカだったと思いますが、履いているとどうしても履きジワが出来てしまいます。
特によく歩いた日の革靴は、ぐったりと疲れた状態で、履きジワもより深いものができていることでしょう。
この状態で、家に帰って靴を脱ぎっぱなしにすると、その履きジワは定着してしまいます。
このように革は丈夫な反面、非常にデリケートですので、放っておくとシワが定着したりソールが反り返ったりと、徐々に型崩れを起こします。
家に帰って革靴を脱いだら、必ずシューキーパー(シューツリー)を入れる習慣をつけましょう。
シューキーパーは木製のものがオススメです。
その理由は、木製のシューキーパーは吸湿性があるので、ある程度の靴の中の湿気を吸ってくれるのです。
よって、靴を脱いだらすぐにシューキーパーを入れてよいのですが、あまりにも湿気がある場合は、靴に乾燥剤を入れて1時間くらいおいてからシューキーパーと入れ替えましょう。