何かと大変な引越しも、手順次第で随分楽になることもあります。ここでは、効率的な引越しの手順や、引越し時のポイントをご紹介します。
効率的な引越しの手順
引越し前の家での手順
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まずは荷造りについてのポイントをご紹介します。
引越しが決まったら、当日に向けて少しずつ荷造りを開始しましょう。
その際の注意点は、荷造りした段ボール箱などが、引越し当日まで邪魔にならないように気をつけることと、引越し後にどのダンボールに何が入っているか分かるようにする、ということです。
引越しのときに便利なように、と玄関付近にダンボールを積んでおくと、通行の邪魔になりますし、引越し業者が大物から先に運ぼうとした際に非常に困ったことになります。
できれば、玄関から遠いことろ、奥の部屋などにダンボールを積んでおくためのスペースを作って、そこに置いていくようにしましょう。
続いて、ダンボール箱の中身を明確にしておく方法ですが、オススメは現在の家の各部屋に番号を割り当て、それを一覧表にしておくことです。
1.リビング
2.寝室
3.洗面所
といった具合です。
そして、ダンボールにその番号と「本」とか「食器」とか簡単に書いておけば良いでしょう。
またテレビのリモコンとか、引越し当日から絶対に使いそうなものは、現在の生活でも使用頻度は高いでしょうから、荷造りしてしまわないように気をつけましょう。
それらの品は引越し直前に、特別なダンボールに入れましょう。ポイントは、引越し後にとりあえずその箱だけ開ければ1日2日はすごせるような中身にしておくことです。
皿は重ねてから新聞紙で包んでも割れたり、欠けたりしますので、面倒でも1枚1枚新聞紙で包みましょう。段ボール箱に入れるときは縦向きに入れ、隙間にも新聞紙を丸めて詰めておけば万全です。
布団を布団袋に入れるときは、順に入れていくのではなく、重ねておいて袋をかぶせるように入れていくとキレイに入るはずです。
なお、布団袋にバスタオルと下着、パジャマ、枕も一緒に入れておけば、引越し後にとりあえずシャワーを浴びて寝ることもできます。
箪笥などの引き出しに入った衣類は、わざわざダンボールに詰め直さず、大きな風呂敷などで引き出しを包んで、引き出しごと運べば荷造りの手間も少し減ります。
引越しの時まで存在すら忘れていた物や服、本などはこの際思い切って処分するなり、売り払うなどした方がスッキリするでしょう。
当日、荷物の搬出が終わったら、掃除をしておくべきなので、掃除機とホウキ、バケツ、雑巾くらいは残しておいて、最後に家を出る前にさっと掃除をしてしまいましょう。
引越し先の家での手順
引越し先の家では、まずは荷物がない状態でなくてはできないことを行いましょう。
何はなくとも掃除です。
大家さんなどによって、ある程度キレイになっているはずですが、掃除をする理由はキレイにする以外にもあります。
掃除をしながら、最初からあったキズや汚れを見つけることです。
見つかったら写真を撮り、見取り図に印をつけて、何があったかを書き留めておきましょう。
写真と書き込んだ見取り図は、コピーして2セット作り、1部は自分の保管用にして、もう一部を封筒などにまとめて不動産屋に説明して、預けましょう。
これが退去の際の敷金返還に役立つことになるかもしれません。
掃除のついでに、カビ対策、ゴキブリなどの害虫対策もこの時にやっておくと、荷物のあるときに比べて格段に作業は楽です。
コンクリートの壁は、コンクリートに含まれる水分でカビが生えやすいので、荷物がない状態で壁全体にカビ防止スプレーを吹きかけましょう。
ゴキブリが卵を産み付けそうな、台所、洗面所、下駄箱、押入れの隅などは念入りに掃除機をかけることにより、孵化前に退治することになります。
とどめに噴霧式のゴキブリ駆除剤を吹き付けておけば万全でしょう。
排水溝のつまりもチェックしておきたい部分です。
目に付かないだけに、大家さんのチェックなども抜けている可能性があります。
バケツに水をためて、台所のシンクに一気に水を流して、スムースに流れるかどうか確認しましょう。
お風呂も同様に少し水をためて、流してチェックしましょう。
つまりがあるのではないか、と思われる場合は、不動産屋さんに連絡しましょう。
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