キャンプやハイキングで山歩きでもしてみようかな?と思っている初心者の方に、ぜひ見ていただきたい情報です。ここでは「失敗した!」と思わないための山歩きの服装・ファッションをご紹介します。
山歩き初心者のための服装・ファッション
「寒くなったら」「雨が降ったら」を考えた服装を
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初心者の方によくある失敗が、「天気がいいのでTシャツと短パンで山歩き」といった、「あまりにも軽装」というものです。
山の天気は変わりやすく、また標高が100メートル上がると、気温は約0.6度下がるといいます。
歩いて登っているときは暑くてたまらない、というときでも、稜線まで出た途端に寒風が吹き付けてすごく寒くなることもよくあります。
初心者の方の心構えとして「寒くなったらどうしよう」と「雨が降ったらどうしよう」ということを念頭においておけば良いと思います。
できるだけ荷物を増やしたくないという気持ちは大変良く分かりますが、服装については最低限の装備をしておきべきです。
山歩きの基本は、体温調節をするために、休憩ごとに上着などを脱いだり着たりを繰り返すものと考えておきましょう。面倒ですが必要なことです。
また、初心者の方は、いきなり高価なトレッキング用の服を買い揃えるのではなく、まずはお手持ちの服を工夫して、お手軽に山歩きを楽しめる程度の山に何度も遊びに行くことをオススメします。
具体的には後述しますが、スポーツ時に使うような服を代用して使えますので、慣れてきて本格的なものが欲しくなったときに検討すればよいでしょう。
なお、いきなり山の途中で1泊したり、雪山に挑んだり、天候が荒れそうなときに出かけたり、という暴挙は避けるべきです。
いくらベテランの方が同行するときでも、最初から難易度の高い山歩きは遠慮すべきだといえます。
ここでご紹介する服装などは、「天気の良い日にハイキング程度に里山を歩いてみよう」というトレッキング入門者に向けてのものですので、次のステージとして段々本格的な登山に挑戦しようという方は、もっとしっかりと装備を固めていかなければならないことを注意してください。
アンダーウェア、中間着、アウターウェアとボトムス
それでは具体的に山歩き初心者の方のための服装をご紹介しましょう。
基本は服装を「アンダーウェア」「中間着」「アウターウェア」という3つの層に分けて考えます。
アンダーウェア
いわゆる肌着です。
多くの場合、山歩きでは汗をかきますので、どのような肌着を選ぶかは重要ですし、ここは個人の好みも分かれるところです。
普通の肌着のように綿が多いものは、汗を吸い込んで肌に貼りつき、動きにくさを感じますし、乾燥する際に体温も奪われますので綿の割合が多いものはあまりオススメではありません。
最近ではスポーツメーカーであれば、どこでも吸汗性と速乾性に優れたものを出していますので、アンダーウェアに関してはお持ちでなければスポーツ店、または量販店のスポーツコーナーなどでお買い求めになってもよいでしょう。一般のお店の下着コーナーでも売っている場合があります。冬場であれば、それに加えて保温性の高いものを選ぶべきでしょう。
ウォーキングやジョギングにも使えるので、数着持っていても損はないと思います。
思わぬ事態で着替えなければいけないときのために、ザックに1枚予備を入れておいても良いかもしれません。
中間着
中間着とは、Tシャツやシャツ、冬場であればセーターなどのことです。
中間着は1枚、ということはなく、寒い時期であれば長袖Tシャツとセーター、などと情況に合わせて複数枚重ね着しましょう。
個人の好みにもよりますが、Tシャツや長袖Tシャツはアンダーウェアと同じ理由で、綿の割合の少ないものを選んだ方が良いと思います。
寒い時期には吸汗・速乾はもちろんですが、保温性に主眼をおいた方がよいでしょう。
アウターウェア
アウターウェアとは、レインウェアを含む上着です。つまり寒さや雨に対する服です。
山歩き初心者の方は、そもそも悪天候での登山や、最初から難易度・標高が高い登山自体をオススメしませんが、お手軽な山歩きができる山でも、山の天気は気まぐれですので突如雨が降り出すこともあります。
そういった事に備えてレインウェア(カッパですね)は用意しておいた方が良いと思います。
本格的なトレッキング用レインウェアは高機能ですが高価ですので、初心者の方はまずはポケットサイズに折りたためて上下に分かれているタイプのごく安い雨合羽でも十分です。
夏場であれば、これを持っていくだけで、雨のとき以外にも寒くなったときの防寒具としても代用できますので、上着1着分かさばらずに済みます。
もちろん寒いシーズンにはレインウェア以外の防寒具としてダウンジャケットなどを用意しましょう。
ボトムス
トレッキングパンツを購入しても良いですが、運動するときのジャージがある方は、それで構いません。
軽いハイキング程度であればジーンズでも良いでしょう。ただし、ピチピチで動きにくいものは避けるべきです。
休憩中などにハーフパンツや短パン姿で遊びたい、という方はザックに入れていくか、ひざ下の部分がジッパーで着脱可能なタイプのトレッキングパンツもあります。
ボトムスは特に汚れる可能性が一番高いといえますので、汚れても構わない、という前提で選んでください。
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