道路交通法によって、70歳以上が車に貼るべきとされている「高齢運転者標識」。いわゆる「もみじマーク」。
1997年に、当時は75歳以上のドライバーを対象にした「努力義務規定(表示していなくても罰則はない)」として導入されましたが、後に表示が義務化され、しかし、批判が相次ぎ再度努力義務規定に戻されるなど紆余曲折しているルールです。
更にもみじマークは、その名称・デザインも非常に不評でした。
「枯葉のようだ」「落ち葉に見える」「涙のように見える」という意見が多かったからです。
そこで警察庁は、もみじマークの代替案となる新デザインを公募しました。
そして、2010年6月17日に、公募で寄せられた約1万4000点の代替案デザインの中から、新デザインの候補とする4案が発表されました。
現行のもみじマークも含めた全5案の中から、高齢者へのアンケートや、メールや郵送で意見を募集した上で、2010年秋ごろに決定予定だとのことです。
マークに対する意見は、6月18日から1ヶ月間、メールや郵送で受け付けるとのこと。詳細は警察庁のホームページを確認されるといいでしょう。