引越し先の家では、まずは荷物がない状態でなくてはできないことを行いましょう。
何はなくとも掃除です。
大家さんなどによって、ある程度キレイになっているはずですが、掃除をする理由はキレイにする以外にもあります。
掃除をしながら、最初からあったキズや汚れを見つけることです。
見つかったら写真を撮り、見取り図に印をつけて、何があったかを書き留めておきましょう。
写真と書き込んだ見取り図は、コピーして2セット作り、1部は自分の保管用にして、もう一部を封筒などにまとめて不動産屋に説明して、預けましょう。
これが退去の際の敷金返還に役立つことになるかもしれません。
掃除のついでに、カビ対策、ゴキブリなどの害虫対策もこの時にやっておくと、荷物のあるときに比べて格段に作業は楽です。
コンクリートの壁は、コンクリートに含まれる水分でカビが生えやすいので、荷物がない状態で壁全体にカビ防止スプレーを吹きかけましょう。
ゴキブリが卵を産み付けそうな、台所、洗面所、下駄箱、押入れの隅などは念入りに掃除機をかけることにより、孵化前に退治することになります。
とどめに噴霧式のゴキブリ駆除剤を吹き付けておけば万全でしょう。
排水溝のつまりもチェックしておきたい部分です。
目に付かないだけに、大家さんのチェックなども抜けている可能性があります。
バケツに水をためて、台所のシンクに一気に水を流して、スムースに流れるかどうか確認しましょう。
お風呂も同様に少し水をためて、流してチェックしましょう。
つまりがあるのではないか、と思われる場合は、不動産屋さんに連絡しましょう。