近年、使い捨てコンタクトやカラーコンタクトの不適切な使用が原因による、目の病気にかかる人が増えて問題になっています。
それに対する行政の指示により、使い捨てコンタクトのネット通販でも、販売の際に処方箋の提示を求めるところが増えました。
提示の方法は、コピーの郵送、FAX、写真をメールで送るなど、そのショップに応じて様々なようです。
お店によっては、処方箋の有効期限を設けているところもあります。
処方箋を用意するには眼科に行かなくてはならず、診察料も必要になり、通院の手間もかかってしまいます。
ネット通販の購入時に処方箋が必要になると、格安、便利というメリットが半減してしまうのは事実です。
一方、ネット通販の中には、処方箋を必要としない、「処方箋なし」で購入できるショップもあります。
それは、海外直送で商品が送られてくる、個人輸入代行のネット通販です。
商品が手元に届くまで少々時間がかかる場合もありますが、商品自体に問題はなく、価格も格安であることが多いです。
海外直送の個人輸入代行とはいっても、他のネット通販と全く同じように、日本語で購入ができます。
ただ、厚生労働省の規制、指導が、年々厳しくなっているのもまた現実です。
また、個人輸入代行という販売スタイルもトラブルが多く、問題になりつつあります。
いつまで、処方箋の提示を必要とせず、使い捨てコンタクトが購入できるかは不透明ですので、注意しておく必要があります。
●「処方箋なし」のリスク 目の病気や失明、トラブルに注意
処方箋なしで使い捨てコンタクトが買えるのは、確かに便利です。しかし、問題はないのでしょうか?
上述したように、行政の指導が厳しくなったのは、処方箋なし、イコール、眼科医の検診がなかったことで、不適切なコンタクトレンズの使用を続けたことで、目の病気、眼病にかかる人が増えたことに原因があります。
目の病気は、そのまま放っておくと、失明に繋がる可能性もあり、非常に重大な問題です。
目は、身体の中でも、非常に重要な器官の一つです。
処方箋なしで購入できることは、確かに割安で便利ではありますが、失明してしまってはどうしようもありません。
また、海外直送の個人輸入代行だと、トラブルが起こった際に、解決に非常に苦労するもまた事実です。
絶対に使うべきではないとまでは思いませんが、定期的に眼科医の検診を受けるなどして、それらの便利なネット通販を、賢く利用できるようにしていくのが望ましいでしょう。