乾いた状態の髭は、同程度の太さの銅線くらいの硬さがあると言われています。そのままカミソリなどで髭を剃ると、剃りにくいどころか、カミソリの刃が少しずつ痛んで、切れ味が落ちます。
切れ味が悪くなったカミソリで更に髭を剃ると、ヒゲを切断できないことが多くなり、その結果ヒゲを刃で引っ張ることになります。引っ張られた髭は毛穴から引き出されてちぎれます。この時に痛みを感じますし、さらに毛穴から引っ張りだされたちぎれた髭は、手で触ったときに剃り残しのようなザラザラ感と同じですので、更に深剃りをして余計に肌まで傷つける結果になります。
また、髭を剃った後に肌が痛いのは、誤った髭剃りによってお肌が傷ついている可能性があります。
傷自体の痛みもありますが、傷口から雑菌が入って炎症を起こしているケースも考えられます。
特に髭の濃いことを悩んでいる人は、必要以上に深剃りをし肌が傷ついてトラブルが起こり、同時にお肌の悩みまで抱えていることが多いといわれています。
同じカミソリ(髭剃り)の使用回数は10回程度にしておいた方が良いようです。またお風呂場に保管している場合、湿気などで雑菌が溜まりやすいので、更に使用回数に注意が必要です。
T字の髭剃りとして有名なメーカーはシックやジレットなどがあります。
またお手軽に髭を剃るという意味では電気髭剃りを使っている人もいるでしょう。ブラウンをはじめ、パナソニックやサンヨーといった家電メーカー、セイコーなども電気髭剃りを出しています。